About the Project
VPSにLinuxサーバ環境を構築し、Web/SSL/DB/FTP/WordPress/メールの環境を自動構築する独自コマンドを独力にて立案・設計・開発しました。
CentOS 7、KUSANAGIに続き今回はCentOS 8でのサーバ構築を行いましたが、構築完了当日にCentOS Linuxの提供停止・サポート期間変更が決定し、急遽Ubuntuで1から構築し直した経緯があります。
独自コマンドは主に以下の機能を持ちます。
- ワンライナーで環境を構築
- バリデーション
- システムユーザー作成(必要な場合)
- SSL証明書取得
- nginx設定ファイル生成
- MariaDBユーザー/データベース作成
- WordPressダウンロード/インストール
- WordPressプラグイン導入
- WordPress有料プラグイン導入
- WordPress初期テーマ導入
- WordPressプラグイン/テーマ有効化
- WordPressデフォルトデータ削除
- WordPress初期設定
- FTP仮想ユーザー作成
- FTP chroot等の権限設定
- Postfix仮想メールユーザー作成/反映
- Dovecot仮想メールユーザー作成/反映
- 設定に問題がないかチェック
- 各種ミドルウェア再起動
- 作成したWeb/DB/FTP/メールのアカウント及びWordPressの削除
- Webアカウントリスト出力
- メールアカウントリスト出力
出力したアカウントリストはG Suiteで管理し社内で共有する仕組みとしました。
これによりサーバ運用・管理の工数やミスを最小化でき、お客様よりドメイン/サブドメイン追加やメールアカウント追加/変更のご依頼があっても、数分で対応できるようになりました。
また、デザイナーやエンジニアはWordPressのインストール/初期設定/プラグインやテーマの準備を飛ばしてすぐに統一された環境で制作作業に取り掛かることができるようになりました。